天翅の性別
本当は、各話の中で絡めて色々書いて行こうと思ってたんですが、各話の記事を書こうと思うと結構労力がかかる(1話辺り3,4回は見てから書いているんで)のと、なんだかんだで書き漏らしてしまうので、コラムみたいな形でたまーに書いてこうかと。
劇中、トーマの口から、1万2千年前にアポロニアスが自分の許婚であり、互いに愛し合っていたと語られます。トーマもアポロニアスも、どう見ても男なんで、人間の目から見れば同性愛な関係なんですが、実際どうなのかなとちょろっと考えてみました。
キリスト教で言うところの天使には、一般的には性別と言う概念はない事になってます。但し、聖母マリアに受胎告知するガブリエルなんかは女性であると言われる事もあるようなんで、一概にはそうとも言い切れないのですが、天使は、本来、精神的な存在であるので、人間にとっての便宜上の「見た目」として男性や女性の姿として描かれると言う事だと思います。
アクエリオンの「天翅」族の構成を見てみると、音楽を司る音翅(オトハ)や、情報を司る智翅(シルハ)みたいに、それぞれがそれぞれの分野での神格的性格を持ちますし、"個人への愛"や"怨み"なんかの割と俗な感情も持っていますから、どちらかというと、ギリシャ神話とか日本神話(古事記)に出てくるような、多神教の(と言うよりは宗教からかけ離れた神話的な)神々の立場であると考えられます。
多神教の神々には、概ね性別の概念がありますし、トーマは、アポロニアスの事を「私が愛した"男"」と言っている事よりも、「天翅」には一応の性別の概念がある事が分かります。
アポロニアスとトーマが許婚だったのは、あくまで後継者を残すために「聖なる翼の交わりを約束した仲」だったとの事なので、人間で言うところの生殖機能による性別の違いではなく、単純な見た目上の事でしかないのかもしれません。
例えば、日本神話の代表的な神である、アマテラス、ツクヨミ、スサノオは、すべて男神であるイザナギから生まれていますし、アクエリオンの「天翅」もこれと同じなんではないかなと思います。
「天翅」がどう言った方法で子孫を残していくかといった話は、劇中で全く出てこないのですが、その方法論よりも、「他種族である人間からしてみると想像すら出来ない方法」と言う事が重要なんじゃないかと思います。
「他者について理解できない事、嫌悪してしまう事とどう付き合っていくか」と言うのが、アクエリオンという作品では大きなテーマの一つだと僕は思います。
アクエリオンについてのブログとかを色々見ていると、トーマとアポロニアスの関係に嫌悪感を抱いている方が結構居るみたいなんですが、トーマとアポロニアスの同性愛的描写は、神話的なエッセンスの他にも、アクエリオンのテーマへの伏線なんじゃないかなと思ったりするのは、深読みのし過ぎですかね?
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コメント
また、お邪魔します。
なるほど、と思いました、この記事を読んで。
確かに、トーマがアポロニアスに「愛してる」という台詞を言ってることと、二人の見た目が明らかに男性だということ、を今の世界で考えると、「同性愛」になるんでしょうけど。
確かに、人間じゃない天翅からすると、二人の関係は、単なる同性愛として片付けてしまうには、奥が深い気がします。
一般的に言われる、腐女子の一員、として、この二人の関係には、よからぬ妄想、を抱いてしまいますけど。確かに、そう思わせることも、ひとつの戦略、かも知れないですね。
それと、凄く勝手ですが、私の疑問、にお答えを頂いたように思えて…
先日のコメントも含めて、有難うございました。
余談ですが。
素敵なスキン、ですね~
アメブロ、にはどうも自分の好みとするモノ、が少なくて困ります。
でも、自分でスキンを作れるほどの知識、がない為、用意されたものに頼るしかないんですけど。
長々と、失礼致しました…
投稿: 凛 | 2006年1月13日 (金) 01時04分
またまた、コメントありがとうございます。
>それと、凄く勝手ですが、私の疑問、にお答えを頂いたように思えて…
本当は、凛さんの記事にコメントで書こうと思ったんですが、あまりに長くなってしまったのと、僕自身あまりロマンティストじゃないので、凛さんの記事にはそぐわないかなと思ったので、こちらでネタにさせていただきました。
逆に感謝です。
>素敵なスキン、ですね~
ココログはスキンが豊富なのは良いんですけど、夜の23時あたりに記事投稿しようとすると、重くて重くて。アメブロはその辺どうなんでしょうか?
投稿: トムヤン | 2006年1月14日 (土) 00時08分